大同団結運動[社]1886.10.24
大同団結運動[社]1886.10.24
自由党の解党後,自由民権運動は停滞していたが,国会の開設を目前に控えた1886年10月,在野の諸勢力の結集をめざす動きがおこり,小異をすてて大同につこうと主張して有志の懇親会を開催した.運動は翌年の三大事件建白運動と結びついて発展し,後藤象二郎がその中心となった.政府の弾圧にもかかわらず,’88年後藤らの東北・東海・北陸地方遊説により運動は高揚した.しかし,’89年後藤の入閣によって分裂・崩壊していった.〔参〕庄司吉之助〈大同団結運動と政党結成〉(《自由民権期の研究》3.1959).大槻弘《越前自由民権運動の研究》1980.⇒1887[社]10.-
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。