雨宮製糸争議[労]1886.6.12
雨宮製糸争議[労]1886.6.12
山梨県では1886年2月,生糸商・製糸家により生糸組合が組織されたが,その規約中に過酷な工女取締規程があった.これを背景に雨宮製糸では遅刻減賃制や労働強化が行われた.そこで6月,工女100人余がストライキにはいり,交渉の結果,遠距離通勤工女の出勤時間の1時間繰り下げなどを得た.〔参〕米田佐代子〈明治19年の甲府製糸女工争議について〉(歴史評論105号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。