高島炭坑暴動[労]1883.9.24
高島炭坑暴動[労]1883.9.24
近代的炭坑として開発されて以来,高島炭坑では,たびたび紛争や暴動が起き,1878年7月には2千人の規模の暴動が起こっている.’81年3月に三菱の経営に移ってからも紛争はひき続いて発生し,この日の紛争も暴動化して7人もの死亡者を出すほどであった.高島炭坑における一連の紛争と暴動は,近代的な炭坑経営者と納屋頭(経営者に代わって請負的に坑夫を管理する)の激しい使役に対して衝動的に反発するものであった.〔参〕村串仁三郎《日本炭鉱賃労働史論》1976.⇒1870[労]7.17.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。