三池炭坑囚人暴動[労]1883.9.21
三池炭坑囚人暴動[労]1883.9.21
官営三池炭坑での囚人労働が本格化するのは三池集治監開庁(1883年4月17日)以降で,囚人比率は,たとえば1888年には,総労働者5247人中2144人で,40.9%を占めていた.苛酷な条件下で採炭・運搬労働に従事させられた囚人は,ときとして暴動をおこし,坑内からの苦役を免れようとした.’83年9月の大浦坑のそれは典型的な事例であり,その後も官営期末までに坑夫暴動は3回を数えている.〔参〕大内・土屋編《明治前前期財政経済史料集成17(復刻版)》1964.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。