東洋社会党[社]1882.5.25
東洋社会党[社]1882.5.25
樽井藤吉らが長崎県島原で結成した政党.機関誌《半鐘警報》.耕作農民を中心に数百人ないし3千人を組織した.綱領草案では,道徳を規準,平等を主義,社会公衆の最大福利を目的とするとうたい,財産の平等などを実現しようとした.6月20日に結社・集会を禁止されたが樽井は運動をやめず,1883年1月25日党則を印刷配布したことで禁固1年の刑に処された.〔参〕田中惣五郎《東洋社会党考(復刻版)》1970.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。