法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青

ホーム   >    研究活動・刊行物    >   デジタルライブラリー   >    『社会・労働運動大年表』解説編    >   福島県会事件[政]1882.5.12

福島県会事件[政]1882.5.12

福島県会事件[政]1882.5.12

   県令三島通庸に対する議案毎号否決事件.三島は会津地方三方道路建設のため県民に夫役を強制した.これに対し1882年5月12日,河野広中ら自由党員が主導する福島県会は議案毎号否決で対抗した.三島は原案執行で対抗し,工事代夫賃徴収を強行した.そのため7月から抵抗運動が組織され,数千の農民が立ちあがった.11月28日の農民数千人と警官の衝突事件をきっかけに大弾圧が行われ,河野ら指導者は逮捕された.自由民権運動の盛衰の分水嶺となった事件.〔参〕大石嘉一郎《日本地方財行政史序説》1961.下山三郎〈福島事件小論〉(歴史学研究186号,187号) ⇒1884[社]5.15,1884[社]9.23.1884[社]10.31.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

ページトップへ