群馬県会廃娼建議[文]1882.3.15
群馬県会廃娼建議[文]1882.3.15
1882年3月,群馬県会は〈娼妓廃絶ノ建議〉を採択した.4月14日,県令揖取素彦はこれをうけて’88年6月限りで廃娼断行を布達した.だが,遊廓業者の強い抵抗にあい,’88年佐藤与三知事が施行を延期したため,県会議員や上毛青年会などは全国的支援をえて運動を展開し,ついに’93年12月限りで廃娼を実現させ,群馬は明治・大正期における唯一の廃娼県となった.〔参〕伊藤秀吉《日本廃娼運動史》1931.⇒1900[社]8.5.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。