明治14年の政変[政]1881.10.11
明治14年の政変[政]1881.10.11
自由民権運動の高揚を背景に1881年3月,参議大隈重信は国会早期開設・責任内閣制樹立を上奏し伊藤博文・岩倉具視らと対立した.この頃,北海道開拓使官有物払下事件がおこり,藩閥政府への批判は高まった.危機を感じた岩倉らは大隈派を政府から追放,10年後に国会を開設するとの詔勅を発し,民権運動に分裂の楔を打ち込み,藩閥政権を強化した.〔参〕中村政則ほか《大系日本国家史・4》1975.⇒1880[社]〈この年〉.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。