大日本農会[経]1881.4.5
大日本農会[経]1881.4.5
農商務省のもとで農事・農政の施策を浸透させるために組織された団体.各地の篤農家等を集めたが,会頭・幹事には皇族・高級官僚が就任し,官製的性格が強かった.しかし,官僚的農政に反対も強く,地方支会の解散が相次いだ.そのため,各種農業団体の結成気運に乗じ,同会を中央組織とする系統農会の全国的結成が試みられたが,1895年に全国農事会が分離独立してからは,農事研究団体としての事業が中心となった.〔参〕青木恵一郎《日本農民運動史》2巻,1958.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。