筑前共愛会,憲法草案[社]1880.2.-
筑前共愛会,憲法草案[社]1880.2.-
筑前共愛会は,福岡の士族民権結社向陽社が中心となって1879年12月に結成された筑前共愛公衆会を’80年4月改称したものである.筑前各町村から選出した委員を結集する方法をとり,豪農層を組織,’81年9月解散した.共愛会は,’79年11月ころから憲法草案の作成に着手し,’80年2月の大会で決定した.これは,全国で最も早い草案で,立憲君主制にもとづいて天皇の権限を制限し,立法権を拡充することをめざしていた.〔参〕新藤東洋男《自由民権と九州地方》1982.⇒1881[社]8.-.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。