石川県小作人蜂起[社]1877.2.7
石川県小作人蜂起[社]1877.2.7
石川県(現,富山県)は地租改正で減租となったため,1876年6月以降,砺波郡高畠村など86ヵ村の小作農民は,小作料軽減と小作権保護を要求した.しかし,県は契約の自由を理由に介入を拒否したため,2月7日,農民は説諭にきた県役人を地主に買収されたとみなして襲撃し,さらに区長・地主宅を打ちこわした.最後は軍隊に鎮圧されたが,要求の一部は実現した.〔参〕小野武夫編《維新農民蜂起譚》1929.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。