西南戦争[政]1877.1.30
西南戦争[政]1877.1.30
1873年の政変で下野した西郷隆盛を擁した鹿児島士族は,私学校を中心に県政・警察を支配し,半ば独立国の体をなしていた.たまたま政府が鹿児島の弾薬を大阪へ移そうとしたことが契機となり蜂起した.熊本・大分・福岡などから保守派のみならず民権派の士族も合流した.各地で呼応の動きもあったが,作戦の失敗,農民の傍観もあって壊滅,9月24日西郷らは自刃した.これにより不平士族の組織的武力反乱は終息した.〔参〕谷川健一編《明治の群像3・明治の内乱》1968.⇒1876[政]10.24
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。