共存同衆[文]1874.9.20
共存同衆[文]1874.9.20
明治前期の文化啓蒙団体.1874年9月小野梓ら7人が創立し,馬場辰猪らが加わった.初期のメンバーはイギリス留学者が中心である.’75年1月から《共存雑誌》を発行.定期的に会合をもって知識の錬磨につとめ,日本社会の近代化をめざした.’77年以降に全盛期をむかえ,’79年衆員は56人.公開講談会の開催・共存文庫(図書館)の創設など活発な活動を展開したが,自由民権運動の高まるなか,啓蒙活動は限界を示し,’81年以後衰退していった.〔参〕勝田政治〈共存同衆の基礎的研究〉(民衆史研究21号.1981).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。