立志社[政]1874.4.10
立志社[政]1874.4.10
〈民撰議院設立の建白書〉の提出後,高知に戻った板垣退助や片岡健吉を中心に,没落の危機にある士族の自力救済をめざして結成された.民権結社として演説会を開き,公選民会を求めるとともに士族授産にも力を入れた.この年の台湾出兵に義勇兵結成を出願し,1877年の西南戦争にも呼応する動きがあったが,同年6月の国会開設・地租軽減・条約改正建白書は,自由民権運動の新たな展開の口火となった.〔参〕外崎光広《土佐の自由民権》1984.⇒1875[政]2.22,1881[社]8.-.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。