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廃藩置県[政]1871.8.29

廃藩置県[政]1871.8.29

   大分・長野をはじめとする各地の農民騒動や士族の反政府活動の激化(広沢真臣参議暗殺など)と,欧米諸国の圧力に対処するため,薩摩・長州・土佐藩の1万人の親兵を背景に,急遽断行された.実質的に諸藩が解体していたところから抵抗なく実施された.9月,太政官制を改めて正院・左院・右院を置き,太政大臣が国家機構を一元的に統轄,12月には府県官制を定め,鹿児島・酒田などを除いて旧藩主以外の者を県令に任命して,中央集権的統一国家が成立.これ以後,地租改正・秩禄処分・殖産興業など,近代的国家形成のための諸政策が本格的に展開されはじめた.〔参〕下山三郎《近代天皇制研究序説》1976.宮地正人〈廃藩置県の政治過程〉(《日本近代史における転換期の研究》1985).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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