造兵司[経]1870.3.3
造兵司[経]1870.3.3
陸軍の兵器製造工場である大阪砲兵工廠の前身.兵部省は,大阪が海陸四達の要地であり,各地の騒擾に対応しやすいことを理由に軍の中枢機能をおくことを主張し,その一部として兵器製造の場所を大阪城内に決定した.旧幕府の長崎製鉄所の機械の一部と職工,同じく関口製造所(東京)の機械が移され,この年兵器工場としての体裁がととのった.〔参〕久保在久編《大阪砲兵工廠資料集》1986.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。