イギリス労働組合会議(TUC)[国]1868.6.2
イギリス労働組合会議(TUC)[国]1868.6.2
1866年から’67年にかけて労働組合のストライキが違法行為として警察の弾圧を受ける事件が続発したため,労働組合の法的地位を確立することを目的とする全国集会が,マンチェスター・ソルフォド労働組合協議会の呼びかけで開かれた.この集会が労働組合会議(TUC)の第1回大会となった.会議のリーダーシップをとったのはロンドンに本部をおく合同組合(職能別の全国組織)で,その指導者の集まりであったジャンタが指導部を形成した.彼らは穏健な共済機能を中心とする労働組合運動を指向したため,TUCは各組合の独自性を重視する緩い連合体として組織された.〔参〕富沢費治《労働と国家》1980.⇒1900[国]2.27.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。