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江戸,困窮人屯集[社]〔1866.9.-〕

江戸,困窮人屯集[社]〔1866.9.-〕

   6~7月の打ちこわしの後も米価の高騰は続いた.10月20日,本所・深川の下層民が群集し,富家に施行(せぎょう=ほどこし)を強要した.以後,連日江戸市中で,下層民が〈何町貧窮人〉とその町名を記した紙のぼりを押し立て,商家ばかりか大名・旗本邸へも施行を強要した.26日には米国公使が上野付近で群集に包囲されるという事態もおきた.騒ぎは29日にはおさまったが,6~7月の打ちこわしにつづく幕府膝下の騒動で,幕府の威信は地に落ちた.〔参〕吉田伸之〈慶応2年9月,江戸の窮民群集一件〉(論集きんせい創刊号)




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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