岩代国信達一揆[社]1866.7.26
岩代国信達一揆[社]1866.7.26
全国有数の養蚕地帯である奥州信夫郡・伊達郡の農民は,幕府の蚕種改印令による新課税に反対し,諸物価の値下げを要求する旨の〈わらだ廻状〉を182ヵ村に回し結束をかため,7月25日行動を開始した.26日から31日までに,福島城下をはじめ,諸藩分領,幕領の蚕種改印賛成者を中心に豪農・豪商が,信達2郡あわせて7万余の農民によって,軒並み打ちこわしにあった.〔参〕庄司吉之助《世直し一揆の研究》1970.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。