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横須賀製鉄所[経]1865.11.15

横須賀製鉄所[経]1865.11.15

   1864年幕府は,小栗上野介の意見をいれ,仏公使ロシュの支援のもと,横須賀に造船・修理のための製鉄所設立を決定し,’65年11月起工した.これは,仏海軍大技士F.L.ヴェルニーの指揮・設計にかかり,同人が離日する’76年までの約10年間に,造船のための施設が整備された.40人に及ぶフランス人技師と,佐賀や仏・蘭からの工作機械を準備する一方,寄場人足を建設労働力として用いた.幕府はこれらの費用を対仏借款とし,幕仏組合商法による生糸輸出独占計画をその抵当にしたといわれる.’66年には初めて小汽船横須賀丸を建造,’80年には日本人独自で軍艦磐城を建造するまでになった.’72年以降,海軍の管轄となる.〔参〕横須賀海軍工廠《横須賀海軍船廠史(復刻版)》1973.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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