中国,太平天国の滅亡[国]1864.7.19
中国,太平天国の滅亡[国]1864.7.19
1851~64年の14年間におよんだ大規模な農民戦争.科挙に失敗した洪秀全は,キリスト教の影響下に拝上帝会を結成,私財所有禁止など絶対平均主義的スローガンで農民の支持を獲得し,蜂起後2年で南京を占領,太平天国を樹立し〈天朝田畝制度〉を掲げた.その後内紛が起こり,清朝側の巻き返しを受けて,’64年洪秀全が自殺し滅びた.後期の政策は徐々に現実的なものとなり,洪仁?《資政新編》に示されるような,資本主義育成策もみられた.〔参〕増井経夫《中国の二つの悲劇》1978.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。