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関口大砲製作所[経]1863

関口大砲製作所[経]1863

   幕府は,1853年設立の湯島馬場大筒鋳立場ですすめてきた大砲の製造を,砲身を鋳造する方法から西洋式にくり抜く方法に変更することを決めた.それに必要な水車動力を得るため,江川太郎左衛門らを中心に,新たに小日向関口水道町に’63年(文久3年)錐入場を設立した.同所はさらに翌年湯島の鋳立場を吸収拡大,南部釜石の鉄を利用して,フランス式4斥砲,ライフルカノン砲等を生産した.’79年10月設立の東京砲兵工廠の母体となった.〔参〕工学会編《明治工業史・火兵編》1929.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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