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伊那郡南山騒動[社]1860.1.19

伊那郡南山騒動[社]1860.1.19

   信濃国下伊那郡南山36ヵ村は,明暦3年以降幕領で,石代納制がとられていた.天保14年飯田藩領,弘化3年白河藩領となり,石代相場が変更されたため,南山郷の農民は幕領時代並みの石代相場復帰要求を掲げ,白河藩市田原町陣屋に押し寄せようとした.途中,飯田藩の阻止により陣屋には到達できなかったが,奉行と直接交渉を行い,要求を貫徹した.同年11月には,この騒動の惣代の1人であった米川村伴助が,小作米の幕領相場並みの金納化をめざした小前騒動を起こそうとした.しかし,打ちこわしの事前に発覚し,伴助は永牢に処せられた.〔参〕平沢清人《南山一揆》1970.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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