アダム・ファーガスン著 市民社会史論
アダム・ファーガスン
(Adam Ferguson,1723~1816)
An essay on the history of civil society
『市民社会史論』 1767年刊
スコットランド歴史学派の中心人物のひとりで、「A.スミスの師」(マルクス)である。自然状態という仮説や社会契約説を排して人間の社会性に圧倒的重点をおき、野蛮社会から市民(文明)社会への発展とその崩壊を唯物史観的見地から論じたのが本書。社会進歩の原動力としての人間労働、分業、自由競争、等々を論じ、とくに分業の弊害を力説している。
担当 遊座・定森 since 2008.7.23
更新日:2014年12月25日