働く女性へのまなざしー働く婦人ー
働く婦人
ポスター25
【タイトル】国際婦人デー
【Title】Internatinoal Women’s Day
【人名・団体名】全日本印刷出版
【Organizations/Names】Zennihon Insatsu Shuppan
【作成日】1949.03.08
【資料の大きさ】17.5cmx16.0cm
【請求記号】PB2504
ポスター26
【タイトル】働く婦人の福祉増進運動
【Title】The movement to promote the welfare of working women. Ministry of Labor
【人名・団体名】労働省
【Organizations/Names】Ministry of Labor
【作成日】1949
【資料の大きさ】35cmx51cm
【請求記号】PB0950
ポスター27
【タイトル】先ず勇気を出して発言しましょう
【Title】Let us pluck up and express our opinions. Ministry of Labor, Bureau of Women and Youths
【人名・団体名】労働省婦人少年局
【Organizations/Names】Ministry of Labor, Bureau of Women and Youths
【作成日】1949
【資料の大きさ】36cmx52cm
【請求記号】PB0949
【解説】
3⽉8⽇を「国際⼥性デー」とし、⼥性の地位向上を⽬指す取り組みは1975 年に国連が制定したものだが、その起源は古い。⽇本では、1923 年に社会主義⼥性解放運
動の担い⼿によって始まった。
堺真柄ら4 ⼈が世話⼈となり、1921 年に⽇本初の社会主義婦⼈団体として結成された「⾚瀾会」は、⼥性として初めて第2 回メーデーに参加するなど積極的に活動したが、会員の検挙により1 年⾜らずで⾃然消滅し、1923 年3 ⽉8 ⽇の第1 回国際婦⼈デーを期して結成された「⼋⽇会」に引き継がれた。
「⾚瀾会」結成時に顧問格で参加し、この運動を推進した⼭川菊栄(1890−1980)は、戦後社会党に⼊党し、⽚⼭内閣のもとで新設の労働省の初代婦⼈少年局⻑に就任した。労働省婦⼈少年局では、「働く婦⼈の福祉増進運動」を展開し、「先ず勇気を出して発⾔しましょう」と呼び掛けた。敗戦後の「⺠主化」は、労働者や⼥性の権利が⼗分に認められていない時代を⽣き抜いた活動家により主導され、⼒強く発進したのである。
(解説:榎一江)
更新日:2025年06月03日