法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

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労働者と会社、そして家庭―会社人間と主婦―

会社人間と主婦

 

ポスター21

【タイトル】第32回メーデー
【Title】The 32nd Mayday. All Oil Industry Workers Union
【人名・団体名】全石油
【Organizations/Names】Zensekiyu
【作成日】1961
【資料の大きさ】52cmx37cm
【請求記号】PB0526

 

 

 

 

 

ポスター22

【タイトル】人間やってよかった
【Title】Glad to be human. Japanese Federation of Trade Unions (Sodomei)
【人名・団体名】全日本労働総同盟/同盟
【Organizations/Names】Japanese Federation of Trade Unions (Sodomei)
【作成日】不明(1970年代後半から80年代初頭?)
【資料の大きさ】52cmx73cm
【請求記号】PB0307

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスター23

【タイトル】第33回婦人週間-どうして「女」だけが家事・育児?
【Title】The 33rd Week for Women, why do ‘only women’ do domestic chores and raise children? Tokyo Metropolitan Government
【人名・団体名】東京都婦人計画課
【Organizations/Names】Metropolitan Government of Tokyo Women‘s Planning Section
【作成日】1981
【資料の大きさ】51cmx36cm
【請求記号】PB0955

 

 

 

 

 

ポスター24

【タイトル】人間らしい労働と生活を!
【Title】We demand decent working conditions and living standards. The Women’s Section, General Council of Trade Unions of Japan (Sohyo)
【人名・団体名】日本労働組合総評議会/総評婦人局
【Organizations/Names】General Council of Trade Unions of Japan (Sohyo)
【作成日】1985?
【資料の大きさ】42cmx59cm
【請求記号】PB0298

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【解説】

 ⾼度成⻑期に⼊り、労働者は経営者と闘いながらもある程度安定した⽣活を営むことが出来るようになってきた。しかし、このような安定した⽣活は、労働者である男性がしばしば私⽣活を犠牲にしながら会社の為に働くという「会社⼈間」化と引き換えであった。また、このような会社⼈間化は、その配偶者である⼥性が家庭に関する⼀切のことを担う「主婦」化をもたらし、家庭⽣活に様々な⽭盾を引き起こすことになる。

 このような家族像の下では、全ての家族が会社と関わることになる。32 回メーデーのポスター㉑と「みんなそろって(メーデーに:引⽤者注)参加しましよう」というフレーズは、全ての家族が会社に関わっていることを前提としている。⼀⽅で、そのような家族のあり⽅は、⽗親の働きすぎや⺟親への家事・育児の押し付けをもたらした。その⽭盾を少しでも解消するために、「⼈間らしい労働と⽣活」を求め、男⼥の平等を⽬指すことになる。

 

(解説:清水剛)

更新日:2025年06月03日

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