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10/14 第38回 国際労働問題シンポジウムのご案内

2025/08/01

第38回 国際労働問題シンポジウム
プラットフォーム・エコノミー
新しい経済と私たちの働き方

主催:法政大学大原社会問題研究所/ILO駐日事務所
後援:日本ILO協議会

 
 Web上のプラットフォームを介した経済活動が広がっています。宅配サービスやカーシェアリングなどを日常的に利用する人も多くなり、私たちの暮らしに浸透しつつあります。こうした「プラットフォーム・エコノミー」の拡大にともない、労働力の取引もまた、プラットフォームを通じて行われるようになってきました。空いた時間にマッチングアプリで単発の仕事を探す働き方、登録制で配達を担うデリバリーの仕事、オンライン上で仕事を受注・納品するフリーランスなど、多様な働き方が広がっています。
 しかし、こうしたプラットフォーム労働では、たとえ雇用労働であっても、従来の雇用モデルを前提とした社会保障制度が十分に機能しない場合があります。個人事業主として働く場合には、労働基準法や最低賃金法といった法的保護が及びません。さらに、就労者の働きぶりや成果の評価が、人ではなくアルゴリズムによって行われることもあり、新しいテクノロジーが私たちの働き方に与える影響が注目されています。
 ILOは、2025年と2026年の討議を経て、プラットフォーム労働に関する新たな条約や勧告の策定を進めています。日本においても、その現状と課題を共有し、働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)の実現に向けて、何が求められるのかを議論したいと思います。政労使はもちろん、学生や市民の皆さんのご参加をお待ちしています。


開催日時: 2025年10月14日(火)14時~16時20分
開催方法: 会場参加
会  場:  法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー 26階 スカイホール
              (JR・地下鉄 「市ヶ谷」または「飯田橋」駅 下車 徒歩10分)

参加費 :   無料・要参加申込(どなたでもご参加いただけます)

【プログラム】
主催者挨拶
榎一江(法政大学大原社会問題研究所所長)
富田望(ILO駐日代表)


第1部:2025年第113回ILO総会について
総会討議資料「Realizing decent work in the platform economy」より日本の現状からの問題提起
政府の立場から 加藤 正嗣(厚生労働省 労働基準局労働条件政策課 労働時間特別対策室長) 
労働者の立場から 斉藤 俊和(連合 国際政策局長) 
使用者の立場から 坂下 多身(経団連 労働政策本部 主幹)


第2部:パネルディスカッション「プラットフォーム経済においてディーセント・ワークを実現するために何ができるか」
「プラットフォーム労働とワークルールの課題」沼田雅之(法政大学法学部教授)
「スキマバイトの光と影――自由と引き換えの不安定を体験して」黒川伊織(会社役員/神戸大学協力研究員)
ディスカッション


司会・モデレーター:藤原千沙(法政大学大原社会問題研究所教授)

【参加申込み方法】
下記のフォームよりお申し込みのうえ、会場にお越しください。 
(申込み締切: 10月9日(木))


https://forms.gle/XmcsABkRA466jfRd8

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