トップページ画像の紹介
トップページの画像は大原社会問題研究所の資料やイベントの写真をコラージュしたものです。この場を通してぜひ大原社会問題研究所の様々な側面を知っていただければと思います。
この写真は1936年の大原社会問題研究所のメンバーの写真です。大阪から東京に移転する直前に撮影されたものになります。前列左より久留間鮫造、上田幸雄、高野岩三郎、森戸辰男、大林宗嗣、木村定、玉置直忠.中列左より村上武男、宮川武雄、富野敬邦、樋口恒一郎、内藤赳夫、鈴木鴻一郎、山本巳之助、後藤貞治、鷹津繁義.後列左より西崎寿太郎、梅辻春夫、増田喜助、牧忠勝、山下鹿夫、立田三次、平林英治、斎藤広、岡田直、曽根鉱七郎、萩野秀一、桐木通夫、円内左より細川嘉六、大内兵衛、権田保之助の各氏(上田幸雄、宮川武雄、富野敬郎、牧忠勝の各氏は旧研究生、1936年8月4日)
創立1年半後の1920年5月に、大阪府天王寺区伶人町24番地に新事務所を構えました。当初は二階建ての洋館と三階建ての書庫から構成されていましたが、その後、三階建ての書庫と講堂が増築されました。くわしくはこちら(二村一夫 大原社会問題研究所の70年)をご覧ください。
こちらは貴重書として保管されている、マルクス『資本論』(1867年)の初版本です。研究所は世界に約100冊現存していると言われる『資本論』初版の内、向坂逸郎、宇野弘蔵旧蔵とあわせて計3冊を所蔵しています。本研究所の秘蔵貴重書・書簡コレクションでは、以下のように紹介されております。「マルクス著『資本論』の初版本自体今日では数少ないものであるが、研究所所蔵の本書はさらに出版当時の紙表紙を残している極めて珍しい版本であり、そのうえマルクスが友人クーゲルマンに贈呈したさいのマルクス自筆の署名がある稀覯書の中でも特別の貴重書である。」
こちらは原資料として保管されている、1848年ドイツ革命期の壁新聞です。大原デジタルライブラリーでは以下のように紹介されています。「1848年2月フランスに「二月革命」がおこり,王政がたおされた。この事件はただちにドイツ,オーストリアに波及し,「三月革命」の勃発となる。この革命で検閲が廃止され言論の自由を獲得した民衆は,当時普及しつつあった印刷技術の助けをかりて大規模にビラを発行した。」詳しくはこちらをご覧ください。
この写真は、現在の貴重書庫の書棚を撮影したものになります。貴重書庫には、マルクス『資本論』(初版、1867年)、アダム・スミス『諸国民の富』(1776年、初版)、ヨハン・ペーター・ズュースミルヒ『神の秩序』(1741年、初版)、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『ドイツ国民に告ぐ』(1808年)、クロポトキンの自筆原稿、エルツバッハ文庫など第一級の稀覯書が温度・湿度管理のもとで保管されています。。
大原社会問題研究所は、図書館・アーカイブ機能だけではなく、広く社会問題を議論する場として、シンポジウムや研究会を随時開催しております。トップページのお知らせで告知いたしますので、ぜひご参加ください。(2014年、国際労働問題シンポジウム)
更新日:2015年05月22日