法政大学大原社会問題研究所 オイサー・オルグ  OISR.ORG 総合案内

文字の大きさ

  • 標準
  • 拡大

背景色を変える

  • 白
  • 黒
  • 青
ホーム   >   研究所案内   >   スタッフ紹介    >   2017年度法政大学大原社会問題研究所スタッフ    >   立本 紘之

立本 紘之(Tatemoto, Hiroyuki)

専門分野 関心領域

専門分野 日本近現代史
関心領域 昭和初期の日本共産党運動・プロレタリア文化運動を中心とした党傘下の社会運動及び、戦後期におけるその後継運動

大原社会問題研究所での担当

社会・労働問題に関する資料の収集、整理、保存及びレファレンス

主な業績

書籍
単著
『転形期芸術運動の道標―戦後日本共産党の源流としての戦前期プロレタリア文化運動』(晃洋書房、2020年)

分担執筆
『L'Internazionale Comunista nel centenario della sua nascita Dizionario Biografico (1919-1923)』(Pantarei publishing house, Milan, Italy. 2019)※初期コミンテルンに関連した日本人の人物紹介文を複数執筆(日本語。同文の英語・イタリア語訳は別途担当者あり)。
『近現代日本思想史 「知」の巨人100人の200冊』(平凡社新書、2023年)※「矢内原忠雄」・「宇野弘蔵」・「大塚久雄」・「向坂逸郎」の項を執筆。

論文
書籍
「戦前期日本における「防共」概念の社会的意義と後景思潮」(榎一江編『戦時期の労働と生活』(法政大学出版局、2018年))
「「プロレタリア文化運動」の理論化の意義と諸問題」(中川成美・村田裕和編『革命芸術 プロレタリア文化運動』(森話社、2019年))
「戦前期無産政党における「書記長」・「書記局」の成立・変遷についての一考察」(榎一江編『無産政党の命運 日本の社会民主主義』(法政大学出版局、2024年))

雑誌
「昭和初期プロレタリア文化運動の組織化に伴う運動権威の形成」 『東京大学日本史学研究室紀要』15号、2011年3月
「一九二〇年代日本左翼運動における「知」の転換―ドイツからロシアへ―」 『東京大学日本史学研究室紀要』17号、2013年3月
社会民衆党・社会大衆党の無産者芸術・文化へのまなざし」『大原社会問題研究所雑誌』740号、2020年6月
「戦後地方文化運動と政治組織 ―「全大阪映画サークル協議会」の事例から―」『人文学報』116号、2021年3月

寄稿文
書籍
「大原資料の特徴」(中川成美・村田裕和編『革命芸術 プロレタリア文化運動』(森話社、2019年))
「コラム5 労働運動論」(山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【大正篇】』(筑摩書房、2022年))
「第2講 第二次日本共産党と福本イズム」・「コラム2 プロレタリア文化運動」(山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【戦前昭和篇】』(筑摩書房、2022年))

雑誌
「史料・文献紹介 治安警察法と治安維持法」 『歴史と地理 日本史の研究』232号、2011年3月
「資料紹介 大原初期資料」 『大原社会問題研究所雑誌』659・660号、2013年10月
「資料紹介 占領期日本社会党機関紙集成」『大原社会問題研究所雑誌』691号、2016年5月

書評・紹介
「大和田茂著『社会運動と文芸雑誌』」 『大原社会問題研究所雑誌』656号、2013年6月
「尾西康光著『小林多喜二の思想と文学 ファシズムの時代に生きて』」 『大原社会問題研究所雑誌』671・672号、2014年10月
「黒川伊織著『帝国に抗する社会運動』」 『大原社会問題研究所雑誌』685号、2015年11月
「鬼嶋淳『戦後日本の地域形成と社会運動 : 生活・医療・政治』」『歴史学研究』No.1003、2020年12月
「黒川伊織著『戦争・革命の東アジアと日本のコミュニスト 1920-1970年』」『日本史研究』706号、2021年6月
「岡本拓司著『近代日本の科学論 明治維新から敗戦まで』」『日本歴史』第886号、2022年3月
「上山和雄編著『米国に遺された要視察人名簿―大正・昭和前期を生きた人々の記録―』」『地方史研究』第427号、2024年2月

その他刊行物
大原社会問題研究所ワーキングペーパーNo.49『電産中国関係資料』、2013年3月
『社会新聞』復刻版 解題(柏書房、2014年4月)
『党活動資料』『党活動』復刻版 解題(柏書房、2014年10月)
『党報』『社会週報』『日本社会新聞』復刻版 解題(柏書房、2015年4月)
「1930年の日本共産党再建問題と「戦旗社」独立問題」 『大原社会問題研究所雑誌』659・660号、2013年10月
「1931年のプロレタリア文化運動における運動方針転換問題の再検討」 『大原社会問題研究所雑誌』682号、2015年8月
『昭和戦前期プロレタリア文化運動資料集』(昭和戦前期プロレタリア文化運動資料研究会編、丸善雄松堂、2017年10月)※DVD版資料集。上記研究会メンバーとして資料リスト作成・資料撮影等に関与。
『大原社会問題研究所ワーキングペーパーNo.56 堺利彦・近藤真柄・近藤憲二関係資料目録』、2019年3月
『[企画展]いま プロレタリア芸術が面白い! 知られざる昭和の大衆文化運動』展示図録(昭和戦前期プロレタリア文化運動資料研究会編、市立小樽文学館、2019年7月)※第7章 残された資料」の項を執筆。
『大原社会問題研究所創立100周年記念展示』図録(法政大学大原社会問題研究所社会問題史研究会編、法政大学大原社会問題研究所、2019年9月)※「第4回 堺家・近藤家関係資料展」の項を執筆。
「『転形期芸術運動の道標―戦後日本共産党の源流としての戦前期プロレタリア文化運動』をめぐる回顧と検討」『大原社会問題研究所雑誌』743・744号、2020年10月
「無産政党機関紙史における『社会民衆新聞』・『社会大衆新聞』の特徴―「文化」の観点から」(『社会民衆新聞・社会大衆新聞』復刻版(三人社、2021年))
「生活の向上を求めた小作農民と地主眞島桂次郎展」パンフレット(新潟市北区・新潟市北区郷土博物館主催、2022年4月)※「
木崎村小作争議が投げかけたもの―「人」としての叫び、そして「夢」の残照―」の項を執筆。

学会発表
「昭和初期プロレタリア文化運動の組織化過程における自己形成と党運動」2009年11月、第一〇七回 史学会大会 近現代史部会 日本史部会、東京大学
「「プロレタリア文化運動」の理論化の意義と諸問題」2019年9月、日本比較文学会関西支部9月例会、立命館大学

経歴

2006年3月 東京大学文学部歴史文化学科 卒業
2006年4月 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻(日本史学)修士課程 入学
2009年3月 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻(日本史学)修士課程 修了
2009年4月 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻(日本史学)博士課程 入学
2015年9月 東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻(日本史学)博士課程 修了 博士(文学)
2010年10月~ 国立国会図書館主題情報部(現利用者サービス部)政治史料課において「謝金による文書整理業務」に従事
2012年10月~ 法政大学大原社会問題研究所 兼任研究員
2016年4月~2017年3月 昭和女子大学総合教育センター 非常勤講師
2018年4月~2020年3月 川村学園女子大学文学部史学科 非常勤講師
2020年1月~ 独立行政法人国立公文書館 調査員
2023年4月~2024年3月 立教大学福祉コミュニティ学部 兼任講師

所属学会

史学会、歴史学研究会

ページトップへ