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鈴木 玲(Suzuki, Akira)

専門分野 関心領域

専門分野 労働社会学、労使関係論、経済社会学
関心領域 比較労使関係、労働組合の再活性化、社会運動と労働運動の関係、労働運動と公害・環境問題

大原社会問題研究所での担当


『日本労働年鑑』編集担当
WEBサイト
海外の研究者とのネットワーク構築、国際ワークショック企画

主な業績

刊行論文(図書中論文を含む)
“Organizing Temporary Agency Workers in Japan: Two Types of Inclusive Union Response,” in Hyiyan Fu (ed.), Temporary and Gig Workers in China and Japan: The Culture of Unequal Work. Chapter 6 (pp.137-153), Oxford University Press, 2023, 
「職業病の定義と補償をめぐる論争と紛争:アメリカの石炭じん肺の事例を中心に」『経済志林』第89巻第3号(2022年3月)171~193頁。
「合化労連の公害問題への取り組みと新日窒労組の水俣病闘争」富田義典・花田昌宣、チッソ労働史研究会編著『水俣に生きた労働者――チッソと新日窒労組の59年』(明石書店、2021年)第2部第2章。
「日本の労働組合の職業病・職業がん問題への取り組みーー3つの職業病闘争の事例に基づいた考察」法政大学大原社会問題研究所/鈴木玲編著『労働者と公害・環境問題』(法政大学出版局、2021年)第3章。
「労働運動の職場環境への取り組みとその限界――労働環境主義を志向した北米の労働組合の事例に基づいて」法政大学大原社会問題研究所/鈴木玲編著『労働者と公害・環境問題』(法政大学出版局、2021年)第5章。
「『日本労働年鑑』の100年―時代を反映した構成の推移」『日本労働年鑑』第90集/2020年版(旬報社)、44~71頁。
「企業別組合の公害問題への対応と住民運動との関係―富士市の公害問題を事例として」『日本労働社会学会年報』第30号(2019年)、26~49頁。
「アメリカの労働運動の環境問題への取り組み、環境運動との連携―労使関係の文脈からの分析」『大原社会問題研究所雑誌』(713号、2018年3月)、52~68頁。
“Japanese Labour Unions and Nuclear Energy: A Historical Analysis of Their Ideologies and Worldviews,” Journal of Contemporary Asia. published on line: 03 May 2016.
"The Changing Relationship between Labor Unions and Civil Society Organizations in Postwar Japan," Development and Society (Vol44 Number 2, September 2015): 219-246. 
「『ブラック企業』の普遍性と多面性-社会科学的分析の試み」『大原社会問題研究所雑誌』(682号)2015年8月、30~43頁。
"Labor Relations," in James Babb, ed., The Sage Handbook of Modern Japanese Studies." Los Angeles: Sage, 2015, pp.542-566.
「新日本窒素労働組合と水俣病患者支援団体、患者組織との連携関係の分析」『大原社会問題研究所雑誌』(675号)2015年1月号、35~52頁。
「日本の社会運動ユニオニズムの現状と課題―コミュニティ・ユニオン運動を中心として」『日本労働社会学会年報 「格差社会」のなかの労働運動』(24号、2013年)、3~18頁。
"Introduction: Theoretical and Empirical Issues of Cross-national Comparisons of Social Movement Unionism," in Akira Suzuki (ed.) Cross-National Comparisons of Social Movement Unionism: Diversities of Labour Movement Revitalization in Japan, Korea and the United States. Peter Lang, 2012, pp.1-34.
"The Limits and Possibilities of Social Movement Unionism in Japan in the Context of Industrial Relations Institutions, " in Akira Suzuki (ed.) Cross-National Comparisons of Social Movement Unionism: Diversities of Labour Movement Revitalization in Japan, Korea and the United States. Peter Lang, 2012, pp.61-89.
「原発推進派,反対派の労働組合は何を主張したのか―組合イデオロギーと「世界観」の分析」『大原社会問題研究所雑誌』(647・648号)2012年9・10月合併号。
「個人加盟組合が行う労働相談が組合加盟に結びつく要因についての数量分析」(first author:久世律子、second author:鈴木玲)『大原社会問題研究所雑誌』(642号)2012年4月号。
「労働組合再活性化の諸概念と日本の労働組合活性化の課題」DIO(連合総研レポート) 260(2011年5月), 12-15。
「社会運動ユニオニズムの可能性と限界-形成要因、影響の継続性、制度との関連についての批判的考察」法政大学大原社会問題研究所・鈴木玲編『新自由主義と労働』御茶の水書房、2010年。
「連合政策の展開の分析―政治・経済・組織問題をめぐる対立軸の視角から」石田光男、願興寺ひろし編著『講座現代の社会政策 労働市場・労使関係・労働法』明石書店、2009年11月。
「日本の労働運動-再活性化の可能性と労働運動指導者の言説分析-」新川敏光、篠田徹編『労働と福祉国家の可能性:労働運動再生の国際比較』ミネルヴァ書房、2009年4月。
「労働運動の社会的プレゼンス強化のための組織化―ユニオン運動を中心に考える―」『月刊 全労連』2008年12月号(通巻143号)。
“Community Unions in Japan: Similarities and Differences of Region-based Labour Movements between Japan and Other Industrialized Countries,” Economic and Industrial Democracy. (November, 2008) Vol.29 (4): 492-520.
「労働運動」久本憲夫・玉井金五編『社会政策Ⅰ ワーク・ライフ・バランスと社会政策』第10章、法律文化社、2008年。
「地域労働運動の日米比較:地方労働評議会と地区労・地区連合会の事例に基づいて」『国府台経済研究』(千葉商科大学経済研究所)、第18巻3号、2007年3月。
"The History of Labor in Japan in the Twentieth Century: Cycles of Activism and Acceptance," in Lucassen, Jan (ed.), Global Labour History: A State of the Art. Bern: Peter Lang, 2006.
「産別組織の組織拡大戦略-その制度的文脈と媒介要因」鈴木玲、早川征一郎編著『労働組合の組織拡大戦略』御茶の水書房、2006年。
「ナショナルセンターの組織拡大政策の歴史-1970年代半ばから80年代半ばまでの総評と同盟の政策を中心に」鈴木玲、早川征一郎編著『労働組合の組織拡大戦略』御茶の水書房、2006年。
「社会運動的労働運動とは何か―先行研究に基づいた概念と形成条件の検討」『大原社会問題研究所雑誌』No.562・563 (2005年9・10月)、1-16頁。
「労働組合再活性化戦略の研究サーベイ―制度と戦略の相互関係と3つの再活性化戦略の検討」『大原社会問題研究所雑誌』No.548 (2004年7月)、9-24頁。
"The Rise and Fall of Interunion Wage Coordination and Tripartite Dialogue in Japan." in Harry Charles Katz, Wonduck Lee, Joohee Lee, eds. The New Structure of Labor Relations: Tripartism and Decentralization. Cornell University Press, 2004.
"The death of unions' associational life? Political and cultural aspects of enterprise unions," in Frank Schwartz, Susan Pharr, eds., The State of Civil Society in Japan. Cambridge University Press, 2003.
「連合評価委員会中間報告に寄せて 評論と提案」『賃金と社会保障』(1351・1352、2003年8月合併号)、五十嵐仁氏と共著。
"Review Article: Industrial Relations in the Automobile and Steel industries." (translated by Izumi Nakayama) East Asia: Comparative Perspective. 2003. Vol.1 (Institute for East Asian Studies Dong-A University): 205-239.
「リーン生産方式導入と労使関係・労働組合:現代自動車における事例」『日本型生産システムの韓国への移転に関する共同研究-自動車産業を中心として』(平成12年度科学研究費補助金研究成果報告書)、2002年3月、100-120。
「労使関係-自動車・鉄鋼産業を中心にして」『大原社会問題研究所雑誌』No.507 (2001年2月)、11-28頁。
"The Transformation of Visions of Labor Unionism," Social Science Japan Journal. Volume 3 (1): 77-93.
研究ノート「『ユニオン・ポリテックス』と協調的企業別組合」『国境を越える労働社会:日本労働社会学年報』第10号(1999年10月)、204-214頁。
「組合内政治と組合路線―国労の事例研究を通じた理論的考察」『労働社会学研究』(日本労働社会学会)第1号 (1999年1月)、51‐68頁。
"Toward an Alternative Analytic Approach to the Internal Politics of Unions." The International Journal of Japanese Sociology(日本社会学会) 第7 号(1998 年11月), pp.45-63.
"The Impact of the Decentralization of Collective Bargaining on the Internal Politics of Unions" 『社会科学ジャ-ナル』(国際基督教大学社会科学研究所紀要)No.38 (1998年4月), pp.105-125.
「戦後日本の鉄鋼産業における協調的企業別労働組合の成立 -組合内政治を通じての分析」『レヴァイアサン』(1998年冬号)、95-113 頁。

書評
Adam Tompkins, Ghostworkers and Greens. 『大原社会問題研究所雑誌』 710号 2017年12月号。
Richard S. Newman, Love Canal : A Toxic History from Colonial Times to the Present.『大原社会問題研究所雑誌』 699号 2017年1月号。
Hwa-Jen Liu,Leverage of the Weak. 『大原社会問題研究所雑誌』 686号 2015年12月号。
横田伸子著『韓国の都市下層と労働者:労働の非正規化を中心に』『社会政策』2014年9月、第6巻第1号
Melanie Simms, Jane Holgate, Edmund Heery 著 Union Voices: Tactics and Tensions in UK Organizing.『大原社会問題研究所雑誌』 663号(2014年1月号)。
Yoonkyong Lee著 Militants or Partisans: Labor Unions and Democratic Politics in Korea and Taiwan. 『大原社会問題研究所雑誌』 650号(2012年12月号)。
Jun Imai(今井 順)著 The Transformation of Japanese Employment Relations: Reform without Labor.『大原社会問題研究所雑誌』 632号(2011年6月号)。
Jennifer Jihye Chun著Organizing at the Margins: The Symbolic Politics of Labor in South Korea and the United States.『大原社会問題研究所雑誌』 619号(2010年5月号)。
Bill Fletcher,Jr.,Fernaado Gapasin著 Solidarity Divided :The Crisis in Organaized Labor and A New Path Toward Social Justice. 『大原社会問題研究所雑誌』No.599・600(2008年9・10月)。
Ruth Milkman著 L.A. Story: Immigrant Workers and the Future of the U.S. Labor Movement. 『大原社会問題研究所雑誌』No.586・587(2006年9・10月)。
Lonny E. Carlile著 Division of Labor: Globality, Ideology, and War in the Shaping of the Japanese Labor Movement. International review of social history. Vol.52, Part 1, (2007), pp.158-163.
B.E. Kaufman ed, Theoretical Perspectives on Work and the Employment Relationship. 『大原社会問題研究所雑誌』 570号
Brian K. Obach, Labor and the Environmental Movement, Rick Fantasia and Kim Voss, Hard Work. 『大原社会問題研究所雑誌』 552号
Hagen Koo Korean Workers: the Culture and Politics of Class Formation., 『大原社会問題研究所雑誌』530号。
M.H.Gibbs Struggle and Purpose in Postwar Japanese Unionism, The Journal of Asian Studies, Vol.60, 4.
イ・ミンジン著『賃金決定制度の韓日比較』 『大原社会問題研究所雑誌』No.516
M.H.Gibbs Struggle and Purpose in Postwar Japanese Unionism 『大原社会問題研究所雑誌』No.505.
Kume, Ikuo Disparaged Success, The Journal of Asian Studies, Vol.59, 3.
新川敏光著『戦後日本政治と社会民主主義』『大原社会問題研究所雑誌』No.493.
久本憲夫著『企業内労使関係と人材形成』 『大原社会問題研究所雑誌』No.485.

経歴

1997年 University of Wisconsin-Madison 社会学部大学院修了(Ph.D.)
1998年9月~1999年3月 日本労働研究機構臨時研究助手
1999年4月~2007年3月 法政大学大原社会問題研究所助教授(07年度は准教授)
2008年4月 法政大学大原社会問題研究所教授(現在に至る)

所属学会

日本労働社会学会、社会政策学会、International Sociological Association

その他

教えている(いた)授業:社会運動論、労使関係論(法政大学社会学部、2000年度~2004年度)、社会政策論(法政大学経済学部、2003年度、2010年度)、社会学原典講読(法政大学社会学部、2004年度~2005年度)。労使関係論(中央大学法学部、2005年度~2009年度)、社会運動史(中央大学法学部、2005年度~2007年度)、経営社会学(中央大学商学部、2008年度~2009年度)、国際労使関係論(2015年度~、法政大学連帯社会インスティテュート)

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