金子 良事(Kaneko, Ryoji)
専門分野 関心領域
専門分野 | 社会政策・労働問題研究 |
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関心領域 | 労使関係史、社会政策史、人的資源管理史 |
大原社会問題研究所での担当
産別会議の資料整理、大原社会政策研究会事務局、古書選書
主な業績
刊行図書
「先進的な工場管理と労使関係を完成させた紡績業:富士紡の和田豊治と鐘紡の武藤山治」宇田川勝・四宮正親編著『企業家活動からみた日本のものづくり経営史: わが国ものづくり産業の先駆者に学ぶ』文眞堂,2014年12月
「職業教育と政治教育の間」広田照幸・宮寺晃夫編『教育システムと社会』世織書房,2014年8月
『日本の賃金を歴史から考える』旬報社,2013年
「鉄鋼業の生産情報システムの構築」武田晴人編『日本の情報通信産業史』有斐閣,2011年
論文
「1980年代における労戦再編の動きと日教組 (特集 戦後の労働戦線と日教組)」『大原社会問題研究所雑誌』693,2016年7月(広田照幸との共著)
「工場委員会から産業報国会へ:企業別組合生成の論理」『大原社会問題研究所雑誌』664号,2014年2月
「戦時賃金統制における賃金制度」『経済志林』80巻4号,2013年3月
「日本における社会政策の概念について」『社会政策』2巻2号,2010年12月
「戦前期,富士瓦斯紡績における労務管理制度の形成過程」未公刊,2009年3月
「1920年富士瓦斯紡績押上工場争議の分析」『経営史学』42巻3号、2007年12月
「年功賃金論における能率と生活の思想的系譜」『日本労働研究雑誌』560号,2007年2月
「大正中期の富士瓦斯紡績における男工賃金」『経営史学』39巻4号,2005年3月
その他
資料紹介「労働科学研究所戦前期資料群」『大原社会問題研究所雑誌』第693号,2016年5月
書評「アンドルー・ゴードン(二村一夫訳)『日本労使関係史』岩波書店,2012年」(特集「労働研究のターニング・ポイントとなった論文・本」)『日本労働研究雑誌』669,2016年3月
書評「佐藤成基『国家の社会学』青弓社,2014年」『大原社会問題研究所雑誌』第682号,2015年9月
書評 「小路行彦「技手の時代」日本評論社,2014年」『日本労働研究雑誌』658,2015年5月
書評「榎一江・小野塚知二編『労務管理の生成と終焉』日本経済評論社,2014年」『歴史と経済(政治経済学・経済史学会)』57(2),2015年1月
書評「高橋弘幸『企業競争力と人材技能』早稲田大学出版部,2013年」『大原社会問題研究所雑誌』670号,2014年7月
「2014春闘の動向と今後の賃金交渉の課題」『ビジネス・レーバー・トレンド』2014年5月号,2014年4月
「歴史から考える日本の賃金とは(木下武男)」『POSSE』22号,2014年3月
「いま改めて、賃金交渉を問う」『賃金事情』2668号,2014年2月
書評「玉井金五『共助の稜線:近現代日本社会政策論研究』」『大原社会問題研究所雑誌』663号,2014年1月
座談会「中小企業の労働問題」『経済志林』80巻4号,2013年3月
書評「アンドルー・ゴードン『日本労使関係史』岩波書店,2012年」『大原社会問題研究所雑誌』650号,2012年12月
書評「菅山真次『就社社会の誕生』名古屋大学出版会,2011年」,『大原社会問題研究所雑誌』633号,2011年7月
書評「晴山俊雄『日本賃金管理史日本的経営論序説』文眞堂、2006年9月」『経営史学』41巻2号
書評「梅田俊英他『協調会の研究』柏書房、2005年6月」『経営史学』40巻1号
解題「宇佐美忠信『志を生きて』富士社会教育センター」、伊藤隆代表『オーラルメソッドによる政策の研究別冊1』、2005年3月
学会発表
戦前の社会調査と社会科学から考察する社会政策の源流、社会政策学会第130回,お茶の水大学,2015.6.27
新日鐵の生産管理システム、2009年10月、経営史学会第45回,京都産業大学(パネル)
大正期の富士紡における福利厚生の展開、2007年5月、社会政策学会第114回,東京大学
近代日本紡績業における雇用関係の構造、2006年11月、経営史学会第42回,一橋大学
近代日本の賃金制度と年功賃金論の発展、2006年9月、労働政策研究会議3回,労働政策研究・研修機構霞が関連絡事務所会議室
大正9年富士瓦斯紡績押上工場争議における労資関係、2004年5月、社会政策学会第108回、法政大学
経歴
2001年3月 | 法政大学経営学部経営学科卒業 |
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2001年4月 | 東京大学大学院経済学研究科企業・市場コース専攻修士課程 入学 |
2003年3月 | 東京大学大学院経済学研究科企業・市場コース専攻修士課程 修了 |
2003年4月 | 東京大学大学院経済学研究科企業・市場コース専攻博士課程 進学 |
2009年4月 | 東京大学大学院経済学研究科企業・市場コース専攻博士課程 修了 |
2009年4月 | 聖学院大学政治経済学部非常勤講師 |
2010年4月 | 日本女子大学現代女性キャリア研究所PD研究員(2011年3月まで) |
2010年4月 | 拓殖大学国際学部非常勤講師 |
2011年4月 | 法政大学大原社会問題研究所兼任研究員 |
所属学会
社会政策学会、経営史学会
その他
担当講義
社会政策(聖学院大学、2009年、2011年、2013年、2015、2017年)、労働経済論(聖学院大学、2009年、2010年、2012年、2014年)、労使関係論(聖学院大学、2011年、2013年)、経営学(拓殖大学、2010~2017年)、生産・人事管理(拓殖大学、2010~2017年)、労働環境論(法政大学、2013、2017年)、職業と労働(法政大学、2015~2017年)、人的資源戦略論(慶應義塾大学大学院経営学研究科、2016年)
社会活動
一般社団法人Cash For Work Japanに参加。
一 般社団法人和RING-PROJECTに参加。大槌・釜石地区での様々な支援活動に従事。特に2012年度に全大槌町民を対象にしたアンケートに協力す る。これは1)支援が仮設住宅居住者のみに集中していることを鑑み、津波に被災しなかった地域の方、岩手県内陸の避難者など、数多くの方を対象とした点、 2)被災者の意見を聞きながら、その当時聞いてほしいと思われていたことを質問化した点、3)調査票の配布・回収において町内すべての地域の自治会長、班 長などの町民有志の方々、岩手県内陸の自治体や社会福祉協議会、明治学院大学の浅川達人先生を始めとした研究者の方々の協力を得た点などの特徴があった。
講演
「どうなる日本の賃金制度」@自治労地方労働行政交流会,2014年7月24日
「『日本の賃金を歴史から考える』とその後」@全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会2014年度 No.1賃金政策小委員会,2014年9月9日
「日本の賃金制度の歴史とこれからの制度のあり方」@JAM静岡労使会議総会,2014年11月21日
「2015春闘に向けた労働組合へのエール~日本の賃金を歴史から考える~」@関西生産性本部労働組合研究会,2014年12月5日
「賃金の理論と歴史」@2015賃金・春闘講座(旬報社主催,働く文化ネット後援),2015年1月17日
「『日本の賃金を歴史から考える』とその後」@関東労生・労使関係実務基礎講座(第6回),2015年1月27日