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IV 定期刊行物 2.戦後の機関紙誌

(2)労働組合関係機関紙誌(外国)

 諸外国の労働組合関係機関紙誌類は戦後に集中しており,戦前からのものは,アメリカAFLの “American Federationist”,イギリス労働組合会議の“TUC-Report”(但し,1869~1957年は写真版),ドイツ自由労組の“Correspondenzblatt”(R)や大会議事録,イタリアCGILの大会議事録などである。戦後ではまず国際組織から,国際自由労連(ICFTU)の Bulletin,Circular,Newsletter や,“Asian Labour”,“Free Labour World”,“Internationa1 Trade Union News”,世界労連の“Asian Worker”,“Trade Union Press”,“World Trade Union Movement”,“The World Federation of Trade Unions & Indochina” などが,国際産業労働組織では国際金属労連(IMF)の News,News Letter, Quarterly Bulletin,国際運輸労連(ITF)の“ITF NEWS”,IUFの“Asian food worker”の他に,ILOで出している各種の通信を所蔵している。

 国別の組合機関紙誌類は枚挙に暇がないが,例えば,アメリカのAFL-CIO関係では“AFL-CIO News”,“(International)Free Trade Union News” や傘下組織の “In Transit”,“IUE News”, “Labor Unity” “Seafarers Log”, “The Machinist” “Steel Labor”,フランス CGTおよびその傘下の “Le Travailleur du Sous-Sol”,“La Tribune des Cheminots”,“La Tribune des Mineurs”,FOの “F.O.Magazine”,“Force ouvrier”,イタリアCGILの “News Bulletin”,“Rassegna Sindicale”,西ドイツDGBの News Letter,Report,“Gewerkschaftliche Monatshefte” や傘下のIGMの“Metall”,“Direct”,東ドイツFDGBの Review,“Tribune”,“Die Arbeit” や傘下の “Gluck Auf”(IG Bergbau-Energie)などがある。

 さらに,戦後期の所蔵機関紙誌類の特色は運動の先進国のみならず,アジア,アフリカ,南アフリカを含む多様な国々で刊行したものも収集している点である。例えば,“African Labour News”,“The Indian Worker”,“The Chinese Trade Unions”,“Partisan News Magazine”(フィリピン),“SuaraBuroh”(マレーシア),“Boletin Sindicalista do Brasi1”(ブラジル),“Bulgarian Trade Unions ”(ブルガリア),“Czechoslovak Trade Unions”(チェコスロヴァキア),“Hungarian Review”,“Hungarian Trade Union News”(ハンガリー),“Yugoslav Trade Union News”(ユーゴスラヴィア)などである。残念ながら,これらの機関紙誌類は継続的に揃えられているとはいえない。利用の際は目録を参照するのはもちろん,昨今はAFL-CIO,TUCなどの多くの機関がホームページを設立しており(CIなどは東京事務所のホームページもある)本研究所のホームページにリンク集としてまとめてあるので,詳細や最新情報についてはそちらも参考にしていただきたい。〔Cf.(R)=Reprint(復刻)〕

(相馬保夫・遊座圭子)

『大原社会問題研究所雑誌』No.494・495(2000年1・2月)、創立80周年記念号より

更新日:2014年12月22日

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