第63集(1993年版)
特集 現代日本の女性労働
はじめに
第一章 女性労働の動向
一 増大した女性労働者
■ 好況下で急増した女性雇用者
■ 増加の六割はパートタイマー
■ 日本の女性労働は依然としてM字型
■ 共働き世帯が妻無職世帯を超える
二 第三次産業への集中と進展した雇用形態の多様化
■ 増加の六五%はサービス業と卸売・小売業に集中
■ 多様化した女性の雇用形態
■ 雇用形態多様化の背景
三 パートタイム労働市場
■ パートタイマーの把握をめぐって
■ 女性パートの賃金・労働条件-滞留する長時間・低賃金パート
■ パートタイマー戦力化への動き
四 景気停滞と女性労働市場
■ 大卒女子は「求人難」から「就職難」へ
■ パート、派遣にも深刻な不況の影響
第二章 男女雇用機会均等法と雇用平等
一 雇用平等の現状
■ 均等法施行から七年
■ 「雇用管理に変化があった」は三割
■ 雇用のステージにみる平等の実態
■ セクシュアル・ハラスメントも急浮上
■ クローズアップされた男性の差別意識
二 コース制導入企業の増大と女性差別の再編
■ 均等法施行にともないコース制導入企業が増加
■ コース別雇用管理の実態
■ 「コース別雇用管理の望ましいあり方」
三 均等法施行後の男女の賃金格差
■ 依然として大きい男女の賃金格差
■ 金融・保険業にみる均等法後の賃金格差
第三章 今日の女性労働をめぐる政策と運動
一 今日の女性労働政策
■ 第二次女子労働者福祉対策基本方針
■ 労基法「女子保護規定」緩和への動き
■ パートタイム労働政策の方向
二 平等の実現へ-賃金差別是正を求める女性労働者の運動
■ 賃金差別に対する裁判闘争
■ ひきつづく昇格・賃金差別への闘い
■ コース制を告発する
むすび-女性労働をめぐる課題