第61集(1991年版)
特集 労働組合組織化の新たな動向
組織率低下の要因と構造-はじめに
■ 一五年間連続の低下
■ 環境要因説
■ 組織化の当事者に目を向ける説
■ 組織状況のアンバランス
第一章 どのような労働者が未組織なのか
1 企業内未組織層-その組織化の現状
(1)パートタイム労働者
■ 未組織労働者の二類型
■ パートタイム労働者の現状
■ 五年前との比較
■ パートタイム労働者の意識
(2)使用者の利益を代表しない管理職・専門職
■ 正社員の中の非組合員
■ 管理職、専門職の組織化
■ 二つの方向からの企業別組合の浸食
■ 組織範囲の変更
2 未組織企業の労働者
(1) 組織化の現状
■ 未組織労働者の組織化
■ 中産別主義の限界
(2) 組織化活動の実態
■ 組織化の四つのタイプ
■ 第三次産業の組織化の事例
■ オルグの役割
■ 未組織企業従業員の決断
第二章 組織化はどのようにすすめられてきたのか
1 ゼンセン同盟の組織化活動
■ ゼンセン同盟の組合員数の変化
■ 組織拡大の秘密
2 ゼンセン同盟の組織化の前進が示すもの
■ 積極的なオルグ活動
■ 本部・部会と支部の役割分担
■ 本部による財政と人事の掌握
■ 未組織労働者の組織化が停滞する原因
3 建設労働者の組織化
■ 一〇年間で二四万人増
■ 組織構造の特徴
■ 組織化の到達点
4 職能的労働者の組織化
■ 音楽ユニオン
■ 労働者供給事業による組織化
5 非正規労働者の組織化
■ 「生協パ懇」によるパートタイマーの組織化
■ 地域を基盤にした組織化
■ 民放労連による派遣労働者の組織化
6 その他
第三章 組織化にむけた新たな取り組み
1 ナショナルセンターの組織化方針
■ 労働組合自身の自己変革
■ 連合「一〇〇〇万連合をめざす組織化方針」
■ 全労連の方針-二〇〇万全労連建設・六〇〇地域組織確立
2 主要単産の組織方針
■ 電機労連「中期運動方針」-複合産別主義の方向
■ 鉄鋼労連「これからの鉄鋼労働運動組織運営のあり方」-中産別主義からの脱皮と複合産別への転換
■ ゼンセン同盟組織化方針-企業内未組織層の組織化
■ 私鉄総連の関連労働者組織化方針-関連業種をふくめた複合産別化
■ 商業労連の組織化方針-産別加盟の促進・未組織の組織化
■ 自治労の「二〇〇万自治労建設」方針-自治体の委託・臨時・非常勤職員の組織化
労働組合組織化の可能性-むすび