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コメ部分開放受け入れ[政]1993.12.7

コメ部分開放受け入れ[政]1993.12.7

   戦後最悪の冷害にともなう200万トンのコメ緊急輸入に続き,政府はガットのウルグアイ・ラウンド(新多角的貿易交渉)でコメ市場の部分開放を受け入れる方針を決めた.その内容は,(1)コメの関税化を95年から6年間猶予する代わりに最低輸入量(ミニマム・アクセス)を最終協定案の約5割増-初年度に国内消費量の4%,6年目に8%を受け入れる,(2)7年目以降の扱いは6年目に再交渉する,(3)この特例措置を継続するには追加的かつ受け入れ可能な譲歩を求められる,というものであった.日本はガット最大の受益国として新ラウンドの成立に寄与したが,食管法見直しを迫られることになった.〔参〕原剛《日本の農業》1994.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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