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江副浩正リクルート前会長逮捕[政]1989.2.13

江副浩正リクルート前会長逮捕[政]1989.2.13

   東京地検特捜部は,リクルート事件での株譲渡を賄賂にあたると認定し,江副浩正リクルート前会長と小林広ファーストファイナンス前副社長を贈賄の疑いで,式場英・長谷川寿彦NTT元取締役を収賄の疑いで逮捕した.これに続いて,鹿野労働省元課長,真藤恒NTT前会長とその元秘書,加藤孝元労働事務次官,高石邦男前文部事務次官などを逮捕した.政治家では,5月22日,藤波孝生元官房長官と池田克也公明党代議士が起訴された.5月29日には宮沢前蔵相,安倍自民党幹事長,加藤元農水相の秘書ら計4人を略式起訴した.結局政治家の追及はこれだけにとどまったが,この事件を契機に政治腐敗への批判と政治改革に向けての機運が急速に強まることになった.〔参〕広瀬道貞《政治とカネ》1989.⇒1990[政]4.26.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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