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鹿川君いじめ自殺事件[文]1986.2.1

鹿川君いじめ自殺事件[文]1986.2.1

   この日,東京中野区立富士見中2年の鹿川裕史君が,学校でのいじめを苦にして,〈このままじゃ,《生きジゴク》になっちゃうよ〉との遺書を残し,盛岡駅前ショッピングセンターの手洗所で自殺した.調査の結果,生徒だけでなくクラス担任ら教師まで参加した〈葬式ごっこ〉があった事実も判明し,校長や関係教諭らは処分され,生徒2人が監察処分となった.両親が提訴した損害賠償訴訟の第1審判決(91年3月)は,〈葬式ごっこ〉を単なるエピソードとみなしたが,2審判決(94年5月)は,いじめがあった事実を認定し,被告に損害賠償を命じた,〔参〕豊田充《「葬式ごっこ」》1994.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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