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85春闘[労]1985.4.10

85春闘[労]1985.4.10

   景気拡大下であるが経営側の賃金抑制態度は強く,前年同様,厳しい状況となった春闘.前年に続き労働4団体と全民労協が賃金闘争連絡会を組織し,7%以上の統一要求で臨んだ.統一労組懇は大規模な春闘決起集会を開く等,独自性を強めた.4月10日の金属労協回答は鉄鋼9000円,3.87%,造船4.02%,電機・自動車5.5%と前年を越えた.私鉄は11日,4年連続ストなし解決となった.公務員共闘は,正規の政府交渉が実現せず,17日,2年ぶりの時限ストに入った.民間大手・中小とも4月中にほとんどが終結に向かった.結果は労働省調べで,民間1万871円,5.03%と前年をわずかに上回った.〔参〕《日本労働年鑑》56集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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