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83春闘[労]1983.4.12

83春闘[労]1983.4.12

   輸出の伸び悩み,個人消費支出の停滞等の厳しい経済基調下,経営者側のベア・ゼロ論など強い抑制態度,前年人勧の凍結等の状況下で展開された春闘.労働4団体は7%賃上げ要求基準で合意した.4月12日の金属労協回答は鉄鋼6800円,3.14%,電機大手は4.9%,自動車も4.9~5%台であった.12~18日の第4次行動のなかで,私鉄は16日,賃上げ1万3000円で解決した.公労協の解決は5月に持ち越され,4.13%(うち定昇2.31%,ベア1.82%)の収拾案で解決した.春闘共闘の約4割が5月へ持ち越された.結果は労働省調べで,民間8964円,4.40%と,率では春闘史上最低となった.〔参〕《日本労働年鑑》54集.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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