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ダグラス・グラマン事件[政]1979.1.4

ダグラス・グラマン事件[政]1979.1.4

   1978年12月14日,米証券取引委員会(SEC)は,マグダネル・ダグラス社を海外不正支払い容疑で連邦地裁に告発するとともに,翌15日,同社提出の報告書を公表し,一部の金が日本の政府高官に渡っていた事実が明るみにでた.さらに,’79年1月4日,SECはグラマン社の海外不正支払いに関する報告書も公表し,早期警戒機E2Cの対日売込みで日商岩井と政治家に不正のあったことも表面化した.東京地検は1月9日から捜査を開始したが,元防衛庁長官松野頼三が5億円の政治献金を受け取ったものの機種選定には関係なかったとされ,5月15日,事件の捜査は終了.松野も7月25日,議員を辞職したが起訴されるには至らなかった.〔参〕野田哲・矢田部理《巨悪を撃つ――航空機疑獄追及の記録》1979.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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