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東京スモン訴訟判決[政]1978.8.3

東京スモン訴訟判決[政]1978.8.3

   全国のスモン訴訟のなかで最大の原告を擁する東京地裁の可部裁判長は,1978年3月1日の金沢地裁判決に続き,2つ目のスモン判決を言渡した.この日の判決は,スモンとキノホルムの因果関係を認めてウイルス説を否定し,被告製薬会社と国の責任を認め,損害認容額もそれまで1部原告について行われていた和解と同一金額とした.さらに,同年11月14日の福岡地裁判決は,金沢,東京判決の不十分さを克服し,投薬証明書のない患者にも救済の道を開く画期的なものとなった.その後,広島,札幌,京都,静岡,大阪,前橋と各地裁で原告勝訴判決が相次ぎ,スモン訴訟は全面解決へと向かった.〔参〕《薬害スモン全史》1981.⇒1971[社]5.28,1979[文]9.15.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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