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大衆天皇制論[文]1959.4.10

大衆天皇制論[文]1959.4.10

   戦前の天皇制について絶対主義の統治機構であり支配イデオロギーであったとする講座派的分析をふまえ,戦後の天皇制は,(1)独占資本を基軸とする新たな体制の論理に適合し,(2)マス化状況における象徴支配としての新たな機能を付与されていると指摘するのが大衆天皇制論である.階級支配の本質論としての天皇制論を階級支配の形態論としての天皇制論に転換させることを企図した大衆社会論の一展開であった.皇太子結婚による〈ミッチー・ブーム〉がこの議論を支える材料となった.〔参〕現代の理論1959年8月.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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