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日米安保条約改定交渉[政]1958.10.4

日米安保条約改定交渉[政]1958.10.4

   9月12日の藤山・ダレス共同声明によって,安保条約改定のための事務的折衝の開始が合意されたことにもとづいて,東京でマッカーサー駐日大使と藤山外相をそれぞれの代表として改定交渉がスタートした.政府は,条約改定が片務性の解消と,在日米軍の日本防衛義務の明文化のためであるとしたが,全土基地化をそのままにし,さらに日本に軍備力の増強と日米共同作戦への参加を義務づけるなどの内容が,以前にも増して日本をアメリカの軍事戦略に深く組みこむものであるとの批判を呼びおこした.交渉は警職法反対闘争の高揚のため年末から翌年4月まで中断されたが,計25回おこなわれ’60年1月6日に妥結に至った.これと並行して帝国ホテルを舞台とした秘密交渉がおこなわれていたことが,後に藤山外相自身によって明らかにされている.〔参〕藤山愛一郎《政治わが道》1976.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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