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仏,53年8月ゼネスト[国]1953.8.6

仏,53年8月ゼネスト[国]1953.8.6

   ラニエル政権は公務員と国有部門労働者に対して退職年限の7年延長などの措置を打ち出した.しかし,社会保障制度により退職後の生活が保障されている労働側はこれに反発し,早期退職の既得権を守るためストに訴えた.8月6日,PTTの中でFOがまずストに突入,CFTCとCGTがこれに続いた.翌日には公務員,鉄道などに拡大,参加者は200万を突破した.8月12日には公共部門全体,鉱山,地方自治体に拡大し,ストは政治的な色彩を持つものとなった.このようなストの圧力に対して,ラニエル政府は譲歩し,賃上げを含め労働側が全面的に勝利した.〔参〕G.Lefranc,Le mouvement syndical de la Libération aux événements de mai-juin 1968,1969.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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