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松川事件[政]1949.8.17

松川事件[政]1949.8.17

   1949年8月17日未明,東北本線松川駅・金谷川駅間で急行列車が脱線転覆し,3人の機関車乗務員が即死した.国鉄労組福島支部の組合員10人,東芝電機松川工場労組関係者10人,計20人の労働者が容疑者として逮捕・起訴されたが,大半が共産党員であった.それから14年間5回の裁判がつづけられた.第一審は死刑5人,無期懲役5人,その他有期懲役の全員有罪であったが,公正な裁判を求め,民主主義と人権を守ろうという裁判批判運動が全国にひろがり(松川運動),ついに全員無罪に逆転して決着した.しかし,法律上の時効が成立して真犯人は不明のまま放置された.〔参〕松川運動史編纂委員会編《松川運動全史》1965.⇒1961[政]8.8.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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