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森戸・稲村論争[政]1949.4.14

森戸・稲村論争[政]1949.4.14

   総選挙で惨敗したあとの社会党第4回大会における運動方針の検討は,起草委員会段階から激しい論争を呼んだ.左派の鈴木茂三郎案(稲村順三案)と右派の森戸辰男案が対峙し,党外から両派を支持する意見書が発表され,大会前の討論はそのまま大会に持ち込まれ,森戸・稲村論争の大会となった.階級政党か,国民政党かが論争の表面に浮上し,大会決定は,中間派の勝間田清一が提起した〈階級的大衆政党〉なる自己規定を認めるものとなった.森戸・稲村論争は,日本社会党のこの段階における社会主義革命論,社会民主主義論を代表する綱領論争であったが,そのさい,初めての社会党政権であった片山,芦田内閣の経験をいかに評価するかが,論争の具体的内容になっている.〔参〕月刊社会党編集部《日本社会党の30年・1》1974.⇒1951[政]1.19.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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