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川崎製鈑争議[労]1948.3.23

川崎製鈑争議[労]1948.3.23

   川崎重工の会社側と,本社および各工場の労組・職組から成る全製鈑労職協議会とは1947年12月以来,給与改定の交渉中であった.3月17日,会社側は第2次案を示し,大勢は受諾に傾いたが,葺合工場の全鉄労川崎製鈑分会だけはこれを拒否,最低生活保証賃金制など4要求を出して闘争宣言を発した.分会は,兵庫県地労委に調停を申し立てるとともに,3波の24時間スト,無期限ストを経て生産管理闘争に入った.途中,職員および給食所従業員などが離脱,ついには同工場従業員の4分の3が第二組合,葺合労組を結成して生産再開に動き出した.このため,分会は会社側の第2次案を受諾し全要求を撤回した.地労委の斡旋により争議指導部が自発的に退職し,両組合が合同して新組合を結成することで妥結した.〔参〕日本労農通信社編《嵐に立つ労組》1948.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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