石井鉄工所５倍賃上げ［労］１９４５．１１．２５

   東京・大田区の石井鉄工所蒲田工場の労働者は１９４５年１１月２５日に組合を結成．ただちに〈５０割の賃上げ〉などを要求．交渉後，物価手当や出勤手当などを加えて，工員平均６．２５倍の賃上げを獲得した．敗戦直後のインフレ下での労働攻勢の高まりの一例である．また，石井鉄工労組は蒲田地域の労働組合づくりの拠点となった．〔参〕全金石井鉄工所支部編《石井鉄工所労働組合》１９６０．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。