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学徒勤労令[経]1944.8.23

学徒勤労令[経]1944.8.23

   学徒勤労動員通年化以来,動員の強化がすすめられ,当初認められていた1週6時間の教育訓練時間の廃止,1日10時間(残業含め12時間)の勤務時間の延長,女子への残業・深夜就業の適用など労働条件は悪化し,授業は就業前後などに行われるにすぎなかった.これら一連の措置を国家総動員法に基づく法的措置としたのがこの学徒勤労令で,〈勤労即教育〉の名のもとに教職員と学徒による学校報国隊を組織,工業学校・農業学校等学校の種類に応じて軍需生産・食糧増産などに配属された.また,夜学生や病弱者も動員されるようになった.〔参〕国立教育研究所編《日本近代教育百年史》5巻,1974.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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