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延安労農学校[社]1941.5.15

延安労農学校[社]1941.5.15

   野坂参三が中国共産党の根拠地・延安に開設した,日本軍将兵捕虜に平和・民主教育を行うための教育機関.正式には〈日本工農学校〉といった.学校は嘉嶺山(宝塔山)の宝塔の下の洞窟内に設置され,200平方メートルほどの教室と食堂・住居からなっていた.学生は当初十数人,その1ヵ月後には約30人になり,全体で延べ300人余りが卒業したという.卒業生は〈在華日本人民反戦同盟〉や,その後身である〈日本人民解放連盟〉のなかで積極的な役割を果たし,八路軍や新四軍と日本軍との接点で反戦活動に従事した.〔参〕香川孝志・前田光繁《八路軍の日本兵たち-延安日本労農学校の記録》1984.《野坂参三のあゆんだ道》1964.⇒1939[社]12.25.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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